人気ブログランキング | 話題のタグを見る

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山

2015・1・11(日) 東日原〜稲村岩尾根〜鷹ノ巣山〜榧ノ木尾根〜倉戸山〜倉戸口
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18470065.jpg
( 鷹ノ巣山・山頂 )


ここ数年、春になるとの山頂近くカヤトの尾根に咲くスミレを見に登ってみたいと思っている鷹ノ巣山
日暮れの早いこの時期だけど大丈夫かな…。 昨年から登りに時間がかかり、すっかり自信がない私
時間切れなら途中で帰ろうと、決めて行ってきました







行ってきたのは三連休の真ん中、日曜日
前日にバスの時刻表とにらめっこし、電話までして聞いたのに、奥多摩駅に着いてバス停に並んでいる時に再度確認したら峰谷には行かず、その手前の峰谷橋までとのこと…浅間尾根の方がいいかと思ってたのになぁ。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18484487.jpg
となれば、ここ東日原しかないですよね。10人ほどの方が下車したかしら…想像より少ない!ちょっと不安

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18483939.jpg
準備をして歩き出すと、皆さんのブログでよく出て来る水場を見つけてホッとしました。
今日のお昼はカップ麺。お湯は持ってきたけど、使った分を沸かしてお茶用にまたポットに入れようかと少しだけ頂いて行きましょう。
地元の方が手入れして下さるこした場所は有り難いですね。感謝です♡

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18483383.jpg
水を汲んでいる間に前を歩いていた方々が早くもいない!みんな歩くの早いな〜なんて思っていたらここから下に降りて行くんですね。一度通り越して、おかしいな〜と思い戻ってきたらここでした。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18482637.jpg
己ノ戸橋、これからの眺めは静かな清々しい感じ。これからの辛さをまだ知らないもんね。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18481652.jpg
スタートは9時半。 せめてもう一時間早く登山口に到着したいけど、なかなかそうもいかないのです。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_00490955.jpg
最初はこんな川沿いの道。この頃はまだ大丈夫、しっかり歩いています。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18481104.jpg
落ちた栗が根付いたのか、拾ってみようと思ったら下の苔も浮き上がったので、そのままそっと元に戻します。こんな写真を撮る余裕があったのは最初の時だけ。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18480316.jpg
稲村岩も過ぎ、急登をはぁはぁ、ふぅふぅ、しながらなんとか前に進みます。もう写真を撮る余裕もありません。ちょうど一息つける場所にあった倒木は、「座って休みなさい」と言ってくれてるよう。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18475843.jpg
陽がでているのに吐く息は白く、空気が冷たいままなのがわかります。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18475222.jpg
高度が上がるに従って、凍っている場所が増えてきます。一番怖いのは落葉で隠れていて、下が凍っているのがわからない場所。もうここでチェーンアイゼンを付けました。

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18474073.jpg
もうヘトヘトで平らな所に着きました。でもここが山頂ではないんですよね、ガックリ!
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18473819.jpg
ここに着く少し前に、下山してこられる方にあとどれくらいかお聞きしたら一時間かな〜と。
もう下山の事を考えるとここまでかも。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18473363.jpg
下山前にカップ麺で腹ごしらえ。デスクワークになってから体力が落ちているのを実感、情けない。
近くにいたおじさんに「どうするの〜」と聞かれたので、「残念ですが、もうここから帰ります」そんな会話を。そんな時ちょうど通り過ぎようとした外国人の方(Mrと勝手に呼んでます)が
「大丈夫!頑張りなさい。あと20分だから。
それにここを下山するより奥多摩湖の方に下りた方が遠いようでも安全で歩きやすいから。
大丈夫行けるよ!」と声をかけて下さいました。

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18471245.jpg
そこまで言って下さるのに帰るのも…お腹も満たされもう少し頑張ろうと再挑戦。
この辺りはもう雪道です。何も考えずに黙々と一歩ずつ登ります。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18462043.jpg
30分かかって、この標識の前に来た時にはもう嬉しくて、感激でじんわ〜り涙が.。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18461390.jpg
もうひと登り頑張って良かった!あんなに辛かったのに、この眺望を見ないで帰るところだったんだ。
お礼を言いたくて、Mr.を山頂で捜しましたがいらっしゃいませんでした。とても歩き慣れた感じの方でしたから直ぐに通過していかれたのでしょうね。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18470065.jpg
登ってきた方向を振り返ると、こんなに気持ちがいい空が広がっていたんだな。
今日は足元しか見ていなかった。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18460631.jpg
さあ、もう1時半です。下山はここを榧ノ木尾根から倉戸口に4時を目標に向かいます。
ゆっくりはしてられません。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18460057.jpg
でも振り返ると気持ちのいい尾根道が続いてて、ゆっくり出来ないのが勿体ない(涙)
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18455415.jpg
きっとこの辺りでスミレを探しているのかな〜とチラッとだけ確認しました。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18455082.jpg
まっすぐ行けば城山、六ッ石山ですが、私は右の倉戸山方面です。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18454376.jpg
なるほど、こちらは南斜面で雪がないので歩きやすい。冬枯れの森は光りが差込み、幹の美しさを感じます。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18453597.jpg
あれは宿り木ですよね。欧米ではクリスマス装飾にも使うんですって。
「ヤドリギの下では女性は男性からのキスを拒否しない」という言い伝えがあるとか。今もなのかな?
ケルト神話・北欧神話ではヤドリギは「幸福・安全・幸運」をもたらす聖なる木とされている縁起の良い植物。冬場だから見つけることの出来る植物でしょうかね。

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18453119.jpg
どこが登山道かわからないくらいに落葉が降り積もっている道をガサガサ歩きます。見えない根っこに気を付けて!
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18445704.jpg
倉戸山に到着したのは3時。いいペースで下山しています。これならバスも大丈夫、ちょっと安心しました。
広めの山頂は桜が見事な場所らしく、今日は誰も居ませんが春には賑やかなんでしょうね。

リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18443164.jpg
もう陽もだいぶ傾いた頃、無事下山です。なんとか完歩できました。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18445029.jpg
ちょうど登山口にあった神社にお礼をして帰りましょう。
リタイヤ寸前の鷹ノ巣山_f0353034_18442439.jpg
奥多摩湖を眺めながらバス停に向かいながら、辛かってけど良かったな〜と改めて感じた一日。
体力を付けるどころか、体力を奪われた一日。
あそこで「頑張りなさい!」と声を掛けて下さったMr.に本当に感謝です。
お蔭様で充実した山歩きでした(*^o^*)/


今週は山はお休み。ちょっと帰りが遅い日が続いてるので、作り置きも兼ねて煮込みでもしようかな。
みなさまもインフルエンザに気を付けて、寒い日も楽しんで過ごし下さいね。




by yamausagi-sa | 2015-01-18 14:50 | 山 2015

自然の中をてくてくと…時には雲の上まで歩きたい。山のことを中心に日常のetc


by 山うさぎ
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31