ハイキングじゃないよ登山だよ *にゅう 苔の森
2016年 06月 15日
2016・6・4(土)
白駒池~にゅう~中山峠~高見石小屋~白駒池
6月第一週の週末、お友達家族から嬉しいお誘いをいただき
晴天の3日間を蓼科で遊んできました。
山の装備はしっかり持っているものの
「登山はしないよ、ハイキングだよ」と言っている友達のご主人
はて、どこまでをハイキングとしようか?
蓼科でどこを歩こうか相談している私と友達
この日は特別早起きでもなく身支度を整えスタートしたのは8時
去年の秋に滝子山に行って以来なので久しぶりです。
(もちろん、この時もあれは登山だと言われました。確かに!)
苔の様子が心配ですがスタート地点はこんな感じでした。
倒木一面に覆っているのはミヤマクサゴケ
倒木に生えるコケの遷移の最終段階
白駒湿原から先は「にゅうの森」
コセイタカスギゴケと一緒に成長しているのは?
大きな岩があらわれ、さらに進み岩を登りにゅうの山頂を目指します
登りきった山頂で最初に目に飛び込んできたのは富士山
4年前の山頂は霧に覆われ真っ白な世界だったので感激です。
こちらは天狗岳でいいのかな?
二人に、このコースを提案したので眺望のいい日で良かった。
ちょっと腹ごしらえもしたので中山、高見石小屋めざして出発
大き目な岩の間を気を付けて歩きます。
色が濃く美しいイワカガミが風を避けるように岩陰に咲いています。
この辺りは咲きだしたばかりの綺麗な子ばかりでした。
コケの間から白い花を咲かせているのはミヤマカタバミ
この日一番見かけた花です。
中山を過ぎてからの下りは大きな石がゴロゴロしていて歩きにくく
何処に足を置くか気が抜けない下りでした。
この辺りは「オコジョの森」の名前ですが遇うことはかなわずです。
高見石小屋に着いた頃にはお腹ぺこぺこ
カレーライスが食べたいな~なんて思っていたけど売り切れ(涙)
ラーメンなどを注文してから裏の岩場に登り、白駒池を見下ろします。
ここでは注意して歩くとタケシマランを見かけることができました。
小さいのでピントを合わせるのに一苦労です(汗)
種類が違うコケなのに長く伸びた胞子体と呼ばれるものの感じは同じで
先端の蒴(サク)と呼ばれるところで胞子が作られるのだとか。
命をつなぐって不思議で面白いね。
ぐったりの壮ちゃんと、ちょっとは余裕の残るたぁちゃん
いつも仲良しの二人
スタートの時に3方向に分かれる分岐点でお疲れ様
いま見ると高見石小屋30分と書いてあるけど、
下りでも30分以上かかるけど…変だな!
もうすぐ訪れてから2週間が過ぎようとしています。
この森にも雨が降り、この時よりも水を蓄えることができ
生き生きとした苔の森になっていることでしょう。
この日ちょっと残念だったのは一組の団体さん
2度ほど行程の中でお会いしたのですが、その両方で
リーダーらしき方のマナーにちょっとそれはどうなの!と
疑問に思うことがありました。
山はそこに訪れたみんなが楽しむもの、自分たちの組だけが
独占するものではないと思わずにはいられませんでした。
私も夢中になった時など、気をつけないとね!
*コケの名前などに間違いがございましたらお教え願えれば幸いです。