母の味
2014年 08月 17日
今年は14日から始まった夏休みは今日でおしまいです。
この夏は弟の号令のもと、8月で80歳となる母の傘寿のお祝いをする事となり家族全員が集合です。
地元、小野川温泉にて一泊でお祝いの膳を囲む事ができました。
そして今日、帰る私に母が持たせてくれた手土産がこちらです。
「小茄子の浅漬け」と「青梅の甘露煮」です。
小茄子の漬け物は、私の地方では夏から秋にかけては何処の食卓でもある、あたりまえの一品です。
綺麗な茄子紺がでるように漬けるのが腕の見せ所。しかし暑さが厳しくなったここ数年、母にとって納得のいく色で仕上がってないようでいつも不満顔です。
美味しいのですが、確かに昔のような鮮やかな藍色になることが少なくなりました。
青梅の甘露煮はいままでとちょっと違ってました。
例年は種を残したまま、とろ〜と実を崩さないように甘くふっくら柔らかに仕上げてあります。
今年は甘さを控えて酸味を残し、種を取り除いてカリカリに仕上げてありました。
冷やしておいて暑い日食べるにはピッタリの味で私好みです。
関節リュウマチになり、手も脚も痛い母にとって料理も大仕事になってしまいました。
普段はもう台所に立たなくなっていますが、自分の身体の様子をみながら作ってくれる母の味。
何よりも嬉しいお土産、いつまでもらって帰れるのかと思うとちょっぴりせつない帰省帰りです。
by yamausagi-sa
| 2014-08-17 17:59
| 日々の事