秋山初めは 池から沼へ、そして原へ②
2014年 09月 20日
でもこうした実のなる箇所に折れた笹が覆いかぶさり、ちょっと荒れた感じが気になります。
沼側の窓には夕日が輝いていて夕焼けを期待してしまいます。 真っ赤に染まりはしないはけれど、雲と山の隙間から沈む太陽が輝いて沼をオレンジ色に照らします。 立ち去りがたく見ていると雲の奥がオレンジに染まり影絵のように…三頭の動物が追いかけっこしているように思うのですがどうでしょう?
ビールと一緒にあっさり生姜焼きと高野豆腐の煮物の夕飯をもりもり頂いきながら、今日もいい一日だったと感謝です。
まだ朝焼けに間に合うのか心配しながら三本カラマツの方に向います。
茜色の雲が湧き立つよう…「美しい」 東の空は赤から黄金色に変化しています。満足しながら湖畔にも寄ってみると 朝日に染まった燧ヶ岳が静かな沼に映っています。 それが数分後には、ひと味違ったこんな風景に。こちらも素敵でしょ! 多くの人が去った霧の流れる静かな時間。大好きな時間です。
朝の時間を楽しんだらすぐに出発しようと思っていたけど、冷えた身体をおいしい水で一杯づつ丁寧にいれてくれるコーヒーで暖めてから出る事にします。美味しかったですよ〜♡ごちそうさまでした。 今回の私のザック。もっと軽量化して荷造りできるようにしないと高山の縦走は無理だと確信。蜘蛛の芸術作品には朝露が付いて綺麗。もっと日が射していたら更にキラキラしてたのにな!お腹を満たしたら池塘の周りを一周です。湿原を染めているのはキンコウカのオレンジが多いのかな。 ヒツジグサも紅葉し始めました。未の刻に咲くと言われていることと日差しが足りないのとで、蕾があるのですが咲いてる姿はみることはできません。
赤く見えている場所はナガバノモウセンゴケです。 この場所を見に来る人は今日は誰もいません。残念だな〜いい場所なのに勿体ないよ〜!独り占めもいいんだけどね。 ここからは初めての道、こんな苔生した緑のトンネルを登り森の中へ。ここが見晴に向かう道で一番の登りです。滑るので降りてくる方を待ってゆっくり歩きます。 この木にはこんな真ん丸キノコが上から下までたくさん発育中。コロンとしていてかわいい♡
こちらは白く薄いキノコ。なかなか名前がわかりません。検索へたなのかも…
この道が紅葉したらどんな風になるのか想像しながら歩くのも楽しい♪ 弥四郎小屋の前でインスタントのビーフシチューに残りのおにぎりを入れてリゾットに。駒の小屋で買ってきたコーヒーも入れて一休みです。もうみんな出発したのか周りは数組だけでここも静かです。次の週末はこの奥、また違った尾瀬に出会えるのです。もうめっちゃ楽しみ(*^o^*) エゾリンドウは秋の雰囲気をさらに深めてくれます。
白く可愛らし花はウメバチソウ。帰ってから知ったのですが黄色いのは仮雄しべで、本当の雄しべは5本。日に1本ずつ外側に伸びていくので、それを数えれば開花日数がわかるんですって。次回は気にしてみましょ。
オレンジの湿原に赤が映えますよね。
ここ何処かわかりますか? 初夏にはたくさんの人が撮影待ちするあの場所…
さぁ、樹林帯を抜け湿原が見えてきますよ〜♪ ここはどれくらい草紅葉が進んでいるだろう。
染まってます!まだ日差しが残っていて湿原を照らし、三本カラマツが迎えてくれます。
また来て良かったな〜と思う瞬間です。
この日、星の観察会もあったようですが明日も早起きしたいので早々に布団の中に入ります。
日の出は5時半頃。4時半ちょっと過ぎには起き出し、すぐに出発出来るようにグズグズ荷物をまとめるのに時間がかかりカメラを持って外に出たら東の空はこんなに赤く染まってる(>o<);
もっと荷造り上手になりたいです。
『赤い鳥ことり、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた』この童謡が思い浮かび頭から離れません。
楽しんで歩いていると沼尻休憩所が見えてきました。
ここで朝食をおにぎりにしていたので腹ごしらえです。もう起きてから3時間は経つのでお腹ペコペコです。
水の豊富な尾瀬。何度かこんな沢や小さな水の流れを見つけます。傍らにはサラシナショウマやトリカブトが咲いていたり。
私はちょっと足元を注意しながら歩くような道の方があきる事なく合っているよう。
私がよほど会いたいと思っていたのが顔にでていたのか見晴ですれ違った方が、今朝撮ったオコジョの写真を見せて下さいました。嬉しくて私も会ったら見せたくなるもんね(笑)
もうすぐ秋分の日。朝晩の気温も下がり都内でも秋の気配が感じられるようになりました。台風が接近しているような天気予報ですが、どうぞ被害なく通過してくれるのを願います。この週末もいい日々になりますように♪
by yamausagi-sa
| 2014-09-20 14:14
| 山 2014