山に想う
2014年 09月 30日
ここも尾瀬なのかと思うような美しいブナの林が広がっている
水音と友との話し声だけが響き渡る、優しい時間
再会するたびに彼の成長に驚き、嬉しく思い、でも時折垣間見れるこどもの部分がそれはそれで嬉しかったりで、まるで親戚戚のおばちゃんのよう
横田代に入ると草紅葉した湿原が広がる
本当にこんな素晴らしい日に来れて良かったと喜び合う私たち
そしていつしか次の再会を話しながらゴールにと向かう
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下山しスマホの電波が入る場所に来た途端、鳴り出した幾つかのお知らせ音
それらは心配した家族や友人からのものだった
それらを確認する間もなく受信音が鳴る
いつも私が山に行く時、必ず行動を連絡をしとくようにと言ってくれる友人が
そろそろ下山した頃かと思いかけてくれた電話だった
田舎にいる母には山に行くとは伝えたが、どの山とは言わなかった私
姪は私の登山好きを知っており、全然連絡のつかない私を心配し夜に友人に涙声で電話があったと聞く
もう申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう
自分の配慮の無さが離れた家族に心配をかけてしまう
せめてもの救いは、友人が説明してくれた事であった
自分の遊びで始めた山登り
しかしそこには無事に下山した知らせを待ってくれている家族や友がおり、
自然の美しさと癒しを感じるのと隣り合わせにある、自然の驚異と自己責任の危険。
登る前にやれる事、登山届けのようにやらなくてはいけない事を再確認しなくては…
自分に対しての反省の残る下山後だった。
どうかこれ以上被害が広がらず、一日でも早く噴火活動が終息して欲しい
災害に遭われた方々が早くご家族の元に帰れますように…
更には亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
あの森や湿原で歓喜の声を上げた、楽しい時間
その楽しい思い出と共にずっと心に残る悲しい出来事が共存する2日間です。
*奥・裏尾瀬の様子は後日アップしたいと思っています。
by yamausagi-sa
| 2014-09-30 06:47
| 山 2014